河野 千佳
(こうの ちか)
2020年3月入社
訪問看護師
インタビュー
はなの訪問看護師は、病院で経験を積んでから、
転職して活躍しているスタッフが多く在籍しています。
なぜ訪問看護師を目指したのか、今回は非常勤から常勤勤務になって、
さらに活躍の場を広げている看護師にインタビューをしました。
これまでの経歴をお聞かせください
看護師として大学病院の総合内科で7年間勤務し、その後、病院で一緒に働いていた先輩からはなを紹介してもらい入職しました。現在、はなに入職し3年目になります。
看護師を目指すきっかけと、
訪問看護師を選んだ理由はなんですか?
4人兄弟の末っ子になるのですが、兄弟みんな手に職を持っていなかったので、私は手に職を持ちたいと思ったことと、地元に5年一貫の看護学校があり、親の勧めもあり看護師を目指しました。訪問看護師を選んだ理由は、一緒に住んでいた祖母が訪問看護を利用し、最後を自宅で看取ることができた経験が、訪問看護に興味を持つきっかけとなりました。
はなで非常勤から正社員になった
経緯を教えてください
病院で働いていたときは、患者様の退院後の自宅での生活についてあまり具体的に想像できていませんでした。はなの訪問看護師として非常勤で働き始め、ご自宅での看護介入を見た際に、病院との違いや退院された患者様がどのように生活しているのか、また看護ケアの継続の必要性を感じました。そして、退院後の継続的なサポートを、ご利用者様ともっと密に行っていきたいという想いから正社員になりました。正社員になったことで、体力面や精神面
での気持ちの変化はありましたか?
体力面では、単純に訪問件数が増えたので、運動量が増えました(笑)。精神面では、一人のご利用者様に継続して関われるようになったので、より信頼関係を築けるようになりました。
訪問看護で感じる
やりがいと難しさはなんですか?
訪問看護でのやりがいは、長期間での関わりになるため、ご利用者様やご家族様と信頼関係が築け、距離が縮まった時です。ご自宅に入った時に名前を呼んで頂いたり、初めは表情がこわばっていたご利用者様の笑顔を見れた時はとても嬉しいです。難しさは、在宅だとかかりつけの先生や、往診医の介入頻度が少なく、先生の指示がなかなか得られないことです。例えば、指示通りに薬が飲めていなかったりした際に、ご利用者様にその必要性を説明しても、わかってもらえず守れない時があります。また、訪問入浴など他の色々なサービスを利用しても、ご家族様の在宅看護の負担を減らせない時です。
今までで印象に残っている訪問看護は
なんですか?
入職当初から担当させて頂いている90歳代の女性の方です。歩行は可能でしたが、転倒リスクも高いため同居しているご家族様が介護していました。難聴・軽度認知症もあり、徐々にご家族様の疲労が溜まり、不安をお話しされたり、ご利用者様も死にたいと泣いたりすることがありましたが、傾聴することしかできませんでした。
そんなある日、ご利用者様が転倒し骨折してしまい、2週間入院されました。ご自宅へ退院し、私が訪問した際に「帰ってこれて良かった。」と涙を流されている姿を見て、訪問看護はいろいろ難しいこともありますが、やはり病院ではなく、ご自宅で過ごす事が安心できるのだと再確認しました。ご利用者様の望まれることを、ご提供する事ができたのかなと感じます。
職場の雰囲気はどんな感じでしょうか?
また、キャリアを長続きさせる秘訣はありますか?
職場の雰囲気はとても良く、ステーションに戻って来た時は所長が迎えてくれます。スタッフ同士も仲が良く、ご利用者様の情報共有が行いやすいです。仕事を長続きさせる秘訣は、言いたいことを溜め込まないことですね。今の職場は、意見が言いやすい環境なので働きやすいです。
訪問看護ステーションはなに
入職を希望する方へメッセージを
お願いします
どの職場もご自身に合う合わないはありますが、やりがいのある仕事です。自宅に訪問をするため不安な部分もありますが、ご利用者様やご家族様と信頼関係を築けると楽しく働けます。
はなでは、若い方もたくさん活躍しています。また、ケアマネージャー、介護福祉士などと密に連携を取ることができます。ステーションの数も多く、自宅から近い場所で働くことができる、環境が整っている職場です。ぜひ、一緒にはなで働きましょう!