SDGs

SDGs(エスディージーズ)とは
GOALS
Sustainable Development Goals
(持続可能な開発目標)の略称
貧困のない、持続可能な世界を次世代に受け継いでいくことを目指し、「誰一人取り残さない」ことを国連加盟国首脳が誓った世界規模の目標。
2015年9月の国連総会で採択されました。
飢餓の廃絶、地球環境の保全、質の高い教育の確保、国内と国家間の不平等の是正など17の目標と、その下具体的な169項目のターゲットから構成され、国際社会が協力して2030年までに達成を目指す「持続可能な開発目標」です。
eyecatch
日本一を目指す
訪問看護サービス
働きがいを感じられる
職場づくり
地球環境へのやさしさを
SDGs委員会の設置
01
日本一を目指す
訪問看護サービス
すべての人に健康と福祉を 住み続けられるまちづくりを パートナーシップで目標を達成しよう
eyecatch
background
住み慣れた環境で治療・療養
私たちは、2016年より訪問看護サービスを提供しています。訪問看護は病気や障害のある方が自宅で安心して生活を続けられるよう、医師をはじめとする医療従事者と連携して看護サービスを提供するものです。入院治療とは異なり、住み慣れた環境で療養でき、自分らしい普段の生活を送りながら、回復を目指すことができます。
 精神的に安定して、入院中よりもよく眠れるようになる、その人らしい生き方を続けられるなどご利用者様本人の心身両面でのメリットはもちろんのこと、そのご利用者様が地域や家庭で果たされていた役割も継続することができ、地域社会の維持・発展にもよい影響を及ぼします。
eyecatch
background
安心して訪問看護を
受けられるために
入院治療に比べて在宅医療はご家族様の負担が増えることは否めません。入院治療では日常のケアを看護師が行いますが、在宅医療の場合は食事や服薬も家族がサポートすることがあります。こうしたご家族様の負担を軽減するため、わたしたちは介護支援サービスも展開しています。ケアプランの作成に始まり、訪問介護員が食事や排泄・着替え・入浴などを介助する身体介護、洗濯や調理・買い物などの生活援助も提供しています。ご家族様もご本人様も安心して療養に専念できる環境を整えています。
また、入院や施設入居が必要になった時は身元保証が必要となりますが、ご家族様が遠方にいたり、頼みにくいといったご事情で身元保証が得られないケースが増えています。わたしたちはNPO法人はなの会を通して、ご家族様に替わって身元の保証、すべての人が医療・介護サービスを受けられるよう支援しています。
事業実績グラフ
eyecatch
※ 沖縄県の訪問看護ステーションはな宜野湾の立ち上げにはクラウドファンディングを採用
background
地方でも在宅医療の実現を
こうした在宅医療のメリットを一人でも多くの人に感じていただき、地域社会の維持に貢献するため、わたしたちは訪問看護ステーションの全国展開を急いでいます。
2021年3月現在、首都圏を中心に19店舗の訪問看護ステーションを運営。同じ思いをもつ事業者と肩を組むフランチャイズ制を採用し、施設の立ち上げ支援や運営のノウハウを提供。看護師の採用にも力を注いでおり、ステーションの展開を加速させています。
 現在の課題は、地方での普及をどのように拡大していくかです。自宅を訪問し看護を提供するためには、エリアに一定の人口があることが望ましく、人口密度の低い地方の町村では、経営計画が立てにくい一面があります。しかし、日本最大の訪問看護ステーションのネットワークを目標に、知恵と工夫を凝らして一つひとつ課題をクリアしています。
02
働きがいを感じられる
職場づくり
質の高い教育をみんなに ジェンダー平等を実現しよう 働きがいも経済成長も 人や国の不平等をなくそう
eyecatch
background
働きがいと笑顔と
わたしたちが提供する訪問看護・介護・飲食・葬祭のサービスは、いずれも労働集約型の産業と呼ばれます。機械化が難しく、人の働きに頼るところの大きい業種で、多くは、コロナ禍で注目を浴びたエッセンシャル・ワーク(人々が日常生活を送る上で欠かせない仕事)でもあります。
 一般的にエッセンシャル・ワークは、心身の負担が大きい、拘束時間が長い、働きに見合う十分な収入が得られにくいといった問題が指摘されており、社会課題ともなっています。わたしたちは、こうした状況を打破するために、労働環境の整備を進め、だれもが働きがいを感じながら、笑顔で働ける職場づくりを進めています。
eyecatch
background
多様な働き方を支援する待遇
訪問看護の仕事は、病院などの施設勤務に比べて、時間の融通が利きやすい業態です。各ステーションごとにスタッフ一人ひとりの希望を踏まえて勤務シフトを決めることができ、子育てや家族の介護を抱える人でも、生活に合わせて柔軟に勤務することができます。
 はなグループ勤務者の平均年齢は26~32歳と若く、その分、子育て世代への支援には力を入れています。産前産後休業はもちろんのこと、育児休業も制度化。出産後最長で子どもが2歳になるまで取得することができ、家庭を大切にしながら働くことができます。収入面においても、訪問看護事業の全国平均を上回る支給を実現しています。
eyecatch
background
真のジェンダー平等、公正な
職場を目指して
看護・介護といえば女性の仕事というイメージがあります。実際、男性看護師は全体の7.8%(厚生労働省2018年調査)、男性介護職員は22.7%(介護労働安全センター2019年調査)と男性の比率は低く、女性によって支えられている職種であることは間違いありません。ところが、訪問看護ステーションはなの男女比は4:6、ヘルパーステーションはなの男女比は3:5に及びます。これには給与体系にインセンティブ制を採用していることも影響しています。時間があるだけ働きたいというスタッフの思いに応えるもので、向上心や機動性を重んじる社風が醸成され、看護は女性社会という常識を覆すことにつながっています。
 一方、女性の参画についてもわたしたちは先進的な取り組みを進めています。訪問看護ステーションの管理者は2割が女性、ヘルパーステーションの管理者は7割が女性。本社勤務の管理職においても8割が女性です。これは社員一人ひとりの「活躍したい」「社会の役に立ちたい」という思いを優先して登用を進めた結果で、女性の経営への参画は年々拡大しています。
 障害者雇用にも積極的に取り組んでおり、2022年4月現在、4名がともに働いています。これからもあらゆる人が笑顔で働ける働きがいと多様性に満ちた職場づくりを推進していきます。
事業実績グラフ
03
地球環境へのやさしさを
エネルギーをみんなにそしてクリーンに つくる責任つかう責任 気候変動に具体的な対策を 陸の豊かさも守ろう
eyecatch
background
無駄を省いて使う責任を
果たす
産業革命以来、人類は大量につくり大量に消費することを当たり前のこととして享受してきました。便利で豊かな生活をもたらした一方で、地球環境に大きな負担をかけていることが指摘されるようになったのは、すでに200年近くが経ってからで、いまや地球は危機的な状況に陥っています。
 1970年代以降、地球の生態系が1年間に生み出すことができる資源の量より、人類全体が1年間暮らしていくために消費する資源量の方が多い状態が続いており、現在、人類全体の生活を支えるには、地球1.6個が必要ともいわれています。いわば、わたしたちの生活は未来の資源やエネルギーを先に使ってしまうことで成り立っているのです。わたしたちの消費や企業活動の結果排出される温室効果ガスや廃棄物は気象変動や海洋汚染の原因ともなっており、地球に生きる企業として持続可能な生産や消費を進めることは、人類共通の課題です。
 わたしたちはなも、一歩一歩ですが、地球環境へのやさしさを事業のなかで実現しています。具体的には、どのステーションでも不要な電気はオフにし、掲示物等で節電・節水の注意喚起を行っています。
 また、各事業所、ステーションごとにウォーターサーバーを設置し、ペットボトルの使用量削減に取り組んでいます。
eyecatch
background
リユース、リデュース
リサイクルの取り組み
創業以来、退職した社員が利用していたユニフォームやリュックサックなどはすべてリユースしています。ゴミの減量に努めると共に、社員の思いを伝える活動として定着しています。(リユース品は全体の5割で、現在新規出店や新規事業開発を加速させている関係で、新品も多くなっています。)
eyecatch
紙の減量にも積極的に取り組んでいます。看護、介護は紙で残すことが義務付けられている書類が少なくありませんが、それを補足する目的で使用している私たちが独自に作成している利用者様の基本情報・ケア内容などをまとめた書類は、電子化しタブレット端末で全員が共有しています。また、FAXも電子化しており、紙ゴミの削減に努めています。
 それでもどうしても出てしまう紙ゴミも、再利用を進めています。個人情報に十分配慮してシュレッダーで細断したうえ、紙袋に詰めて緩衝材を制作。葬祭事業で御出棺の際にご遺体を保護するために、お棺に詰めることに、使わせていただいています。
こうした省エネ、再利用の活動は、社員のアイディアから実現したもので、これからも積極的にアイディアを募集し、地球環境への貢献する責任を果たしていきます。
04
SDGs委員会の設置
eyecatch
background
SDGs達成に向けて
わたしたちは、社員有志によるSDGs委員会を設置し、SDGs達成に向けてグループ全体で何ができるかの検討会議を定期開催しています。月に1度顔を合わせ、社内の課題、利用者様の悩み、医療従事者や仕入れ先企業とのパートナーシップにおける気づきなどを共有。どうすれば改善できるか、解決に向けてどのようなハードルがあるかを話し合い、施策として経営陣へ提案しています。
 また、社内外に対する啓発活動にも力を入れており、わかりやすいメッセージ、取り組みやすい活動の提案も推進。全社員、パートナーがひとつになって、よりよい社会、よりよい未来をつくりだすことに力を注いでいます。
eyecatch
トップへ