子育てと訪問看護師

根立 唱子
(ねだち しょうこ)

2017年9月入社
訪問看護師

インタビュー

訪問看護の仕事は病院などの施設勤務に比べて、時間の融通が利きやすい業態です。
はなではスタッフの希望するライフワークバランスを尊重し、子育てや家族の介護を抱える人でも
生活に合わせて柔軟な勤務スタイルの実現や、育休取得も積極的に行っています。

これまでの経歴を教えてください

 専門学校卒業後、大学病院で3年3ヵ月病棟勤務をし、5年前にはなに入職しました。2年間の産休育休を頂き、2022年の4月からはなに職場復帰しています。大学病院では、消化器、呼吸器、糖尿病内科、耳鼻科、血管脳外科の病棟に勤務していました。

訪問看護師を目指すきっかけを
お聞かせください

 大学病院に勤務して4年目の時に、姉2人の里帰り出産と、実家に住んでいた祖父の介護など、同じ時期に手伝いが必要になったということと、私自身も結婚を控えていたので、生活の転換期でもあり今後のキャリアなどを考え、勤めていた職場を退職しました。
 退職してすぐに、介護をしていた祖父が自宅で急死しました。祖父を看取った際は、地方で在宅医療の環境が整っていなく、自分たちでやらなければならないことが多かったです。最期の時間をゆっくり過ごすことができず、看護師もしているのにという思いが残りました。もともと在宅看護に興味はなかったのですが、そんな経験から在宅医療の知識も身につけたいと思い始めた時に、大学病院で一緒に勤務していた友人から、はなを紹介していただいたことが入社するきっかけになりました。

職場復帰にあたっての不安はありましたか?
またその不安に対して、
解消法などはありましたか?

 私にとって2年間のブランクは想像以上に大きかったです。以前と同じようにまた看護ができるのか不安でしたし、職場のスタッフに迷惑をかけてしまうのではないかと復帰を諦めようと思ったこともありました。
それでも復帰しようと思ったのは元々一緒に働いていたスタッフからの「また一緒に働ける日を楽しみにしているよ、○○さん(ご利用者様)も待ってるって言ってたよ」という言葉に背中を押してもらった事が大きかったです。
 少しでも不安を解消できるように、看護学校時代のテキストなどを読み返し感覚を取り戻すように努めました。

実際に復帰してみてどうですか?

 感覚を取り戻すまで、それなりに時間がかかりました。復帰してすぐは色々とできないだろうな。というスタンスで望みましたので、復帰の際に管理職の方々と相談し同行から始めてさせてもらい、訪問の感覚を取り戻すところから始めました。その他にも、現場を離れていた2年間で規則や物事の運用などたくさんの変化がありましたので、新入社員のように一から教えて頂きました。そういった自分の要望を管理職の方も、スタッフの方も理解してくださってとても感謝しています。

子育てと仕事の両立で、
大変なことはありますか?

 現在、午前9時から午後5時までの時短勤務をさせて頂いており、訪問スケジュールも余裕を持って勤務できるよう調整して頂いているので、想像していたより大変ではなかったです。ですが、職場から家に帰るまでの気持ちの切り替え方はやはり難しいなと感じます。
 周りの方々がいつも気にかけてくださって、記録物などの仕事を家に持ち帰らないように、業務時間内に終われるように調整していただいたり、残業しないように声をかけていただいたり、とても助けられています。もっと今の生活リズムに慣れてくれば、もう少し余裕をもって生活できるようになると思います。

子育てとの両立のコツなどがあれば
お聞かせください

 便利な物は何でも使うことです。ネットスーパーでの買い物やドラム式洗濯機や食洗機などの便利家電、スーパーのお惣菜に頼ることもあります。近くに両親がいないので子どもが体調不良の時は病児保育やベビーシッターも今後は利用しようと考えています。
 先輩ママさん、パパさんからはいつも家族最優先でと言ってくださいます。その他にも、家に帰ってから夜寝るまでどの様に過ごすか、週末に作り置きするメニューなど様々なアドバイスを頂いています。あとは、仕事を家にできるだけ持ち帰らない様にすることです。管理職の方に訪問の合間に記録や書類作成ができるよう調整して頂いています。

ストレス解消法など何かありますか?

 野球観戦に行くことです。もともと主人が野球を好きだったのですが、今は息子も一緒に家族で応援をしています。今は声を出して観戦できませんが、全力でタオルを回して応援することがストレス発散になっています。

ご自身の今後のキャリアの抱負をお聞かせください。

 母親になったことで、自分の中の価値観が変わったと思います。その変化を、ご利用者様を看護する上での接し方など、良い方向へ活かしていければと思います。あとは、子どもとの時間も大切にしたいと思います。

今後産休・育休取得を考えているスタッフへ
何かアドバイスやメッセージがあれば
お願いします

 現在、午前9時から午後5時までの時短勤務をさせて頂いており、訪問スケジュールも余裕を持って勤務できるよう調整して頂いているので、想像していたより大変ではなかったです。ですが、職場から家に帰るまでの気持ちの切り替え方はやはり難しいなと感じます。
 周りの方々がいつも気にかけてくださって、記録物などの仕事を家に持ち帰らないように、業務時間内に終われるように調整していただいたり、残業しないように声をかけていただいたり、とても助けられています。もっと今の生活リズムに慣れてくれば、もう少し余裕をもって生活できるようになると思います。

訪問看護ステーションはなに
入職を希望する方へメッセージをお願いします

 はなはその人の段階に合わせて働き方を選択することができる職場です。また、要望などがあれば、管理職の方々が直ぐに聞き入れ対応してくれます。現在子育てをしているスタッフの方も多く、出産や子育て、男性スタッフの育休にもとても理解のある職場だと思いますので、一緒に働けることを楽しみにしています!