インタビュー

インタビュー

想いは1つ 地域密着を目指してWe have one goal

2021年、短期間に東・東京エリアに2つの新規ステーションをオープンし、さらに地域密着の姿勢でサービスの拡充に日々奮闘するはなの訪問看護スタッフたち。今回、オープンしたステーションの所長とエリアを統括するマネージャーに、立ち上げ時のエピソードやそれぞれのステーションの今後の展望など語ってもらいました。

古市 匠(ふるいち たくみ)

エリアマネージャー
看護師
2018年5月入社

太田 亮(おおた りょう)

訪問看護ステーションはな 金町
所長/看護師
2019年5月入社

永尾 遥(ながお はるか)

訪問看護ステーションはな 亀戸
所長/看護師
2020年4月入社

訪問看護師になったきっかけを教えて下さい。

古市

 高校生の時、進路を保育士か看護師か迷っていましたが、ピアノが弾けないので、看護師になりました(笑)。また、叔母が看護師で両親も医療事務に従事しているので、医療関係が身近でもありました。
 病院勤務では大勢の患者様を担当するため、事務的な流れ作業となってしまい、患者様に呼び止められても向き合ったケアができませんでした。「また後で来るね」と言いながら、その日のうちに行くことができなかったこともあります。自分が想像していた看護師としてのあり方に疑問を感じ、もっと真摯に向き合いたいと思い訪問看護師になりました。

太田

 入院していた祖母があまり長くないだろうという状況で、「家に帰りたい」と言う祖母の希望を叶えてくれたのが在宅看護でした。また、おじいちゃん子だったこともあり、お年寄りに寄り添う気持ちも自然とありました。
 仕事として看護などを意識し始めたのは、中学生の時に介護事業所へ職業見学に行ったことがきっかけでした。その時は祖母のこともあり、将来はヘルパーになって、ご高齢の方々を支えたいと思いました。
 高校生となり進路を相談した時、「看護師の方がヘルパーよりできる事が多い(吸引など医療処置)」と聞き看護師を目指しました。

永尾

 病院に勤めていた時、自宅へ帰りたいと思う患者さんが殆どでした。しかし、自宅で本当に医療を受けられるかという不安や、治療方針で家へ帰れない方がいらっしゃったり、辛い姿を見てきました。
 訪問看護という選択があることは分かっていましたが、自分も経験がないため上手く説明ができないもどかしさもありました。いつか私も経験年数を積んだら訪問に行きたいと常々思っており、既にはなに入社していた先輩からお話しを頂き入社致しました。

病棟勤務との違いや、やりがいは何ですか?

太田

 私の働いていた大学病院では業務量が多く忙しかったため、業務をただこなす毎日となり、患者様のお話を聞く時間がありませんでした。
 業務内容も中には看護師ではなくてもいいのでは? という業務もあり、私の目指す「患者様に寄り添う看護」ができる環境ではありませんでした。
 在宅看護は決められた時間内ではありますが、一対一になりご利用者様に集中してケアやお話の傾聴ができるため、私の考える「寄り添う看護」が行えます。また、医師がいない現場では自分のスキルが頼りとなり、向上心が刺激されやりがいを感じます。

古市

 勤めていた病院は完全な流れ作業で、午前中の作業をこなして午後はこの作業、という感じで、患者様のメンタルフォローがあまり出来ずにいました。訪問看護では病院から求められる看護師ではなく、ご利用者様から求められる看護師として訪問することで、ご利用者様と密にかかわることができ、自分のスキルも向上することで、やりがいを感じます。

永尾

 訪問先では必ずしもすべての福祉道具や設備が整っているわけではないため、その時はご自宅にあるもので工夫します。点滴のスタンドがなければハンガーを使ったり、陰洗ボトルをペットボトルで代用したりします。備品が揃っていることが当たり前の環境ではなく、創意工夫することにやりがいを感じます。
 また、ご自宅にお邪魔するので、色々な価値観の方がいらっしゃいます。個々に合わせた看護が必要となり、病院では経験できない充実感があります。

ステーションの新規立ち上げの話を聞いたときの心境をお聞かせください。

永尾

 拠点が増えていて純粋に、「すごいな」という気持ちでした。正直、不安が大きかったのですが、以前同じステーションで勤務していた古市さんがエリアマネージャーとして在籍していました。また、他のステーションの方とも連絡が取れる体制で相談ができるので、安心して所長になることができました。

太田

 初めてお話を頂いた際は高揚感が溢れ、仕事へのモチベーションが上がりました。しかし、開所が近づくにつれ、気合いも入りましたが不安も大きくなりました。所長という責任ある立場でやっていけるか、ステーションを大きくしていけるのかなど、いろいろと考えてしまいました。

開所日が決まってから実際に開所するまでに、どのような準備をされましたか?

古市

 立地や備品の調達、スタッフ募集、事前の営業活動など、立ち上げに関しては本部の方と連携して行うため、ハード面での準備はあまりなかったです。実際、自分の業務を行いながらになりますので、新規ステーションが開所するまでは大きな動きはないように思います。ただ、立ち上げ後はスタッフの教育やシフト調整、事務処理などの業務がありますので、こちらの準備に重点を置きました。

太田

 金町に来る前に所属していたステーションの所長やケアマネージャーに管理職業務を教わったり、新規ステーションでの効果的な営業方法などを伺い計画を立てました。
 また、再度保険制度について勉強もしました。開所が決まってからは本部の方が備品等の準備や、チラシの配布など営業活動も行って頂いたので、自分の業務の処理や引き継ぎを行いながら開所できました。

永尾

 立ち上げ業務は殆ど本部の方に行って頂きました。訪問看護ステーションはな 亀戸の開所日が令和3年10月1日になりますので、私は所長としてまだ2ヶ月(2021年12月インタビュー時)しか経っていませんが、これから尽力する気持ちでいます。

管理職として、主にどういう仕事をしていますか

永尾

 現在は開所したばかりですので、まだご利用者様がそれほど多くはありません。主に事務仕事や訪問シフト管理、契約から導入までの手続きなどになります。ご利用者様に対しては、看護内容の説明や福祉用具のレンタルについての説明を行うこともあります。

古市

 基本、管理者はご利用者様の担当は持たずに、スタッフのフォローや調整に回ります。一人で訪問するので、困ったことなどを共有し、一緒に解決できればと思っています。エリアマネージャーとして、なんでも相談しやすい環境をつくることが大切だと思います。また、外部との窓口となり、ご利用者様やスタッフ、ケアマネージャー、病院、医師との連携を行います。

太田

 新規開所では新たに入社したスタッフや、他のステーションからの移動などで、全員が初めて会うことになりますので、コミュニケーションを図るようにしています。また、経験が浅いスタッフの場合は、人材教育に重点を置き、一緒にご利用者様のお宅を回りながら、在宅だからこそ気を付けることなどの教育を行っています。

管理職業務の中で、申し送りやスタッフ全員との情報共有は
なかなか大変だと思いますが、コツなどありますか?

※前任者から後任者に進行途中の業務を引き継ぐこと

太田

 LINE WORKSを利用して、情報共有を図っています。細かい情報がテキストとして残っているので、後から確認もでき助かっています。

永尾

 主にLINE WORKSでコミュニケーションを取っています。トーク機能はメールや電話と違って、お互いに負担が少ないカジュアルなコミュニケーションが可能です。また、ビデオ通話も可能ですので、何か困ったことがあればすぐに情報共有が可能です。

古市

 シフト制なのでスタッフ一同が全員ステーションに集まることが難しい現場です。LINE WORKSのノート機能を使用し、だれでも介入できるよう適宜更新し合い、情報共有を図っています。

人的サービス中心でアナログな部分の多い訪問看護の業界でも
ICTの活用が効果的だと言われていますが、今後普及率を高めるための
工夫についてはどのようにお考えでしょうか?

※ICTとは「Information and Communication Technology」の略称で、日本語では「情報通信技術」と訳される。
 スマートフォンでの同僚とのコミュニケーションや外出先での書類作成と送付などで意識せずにICTを使っている。
 ICTは、デジタル化された情報の通信技術であり、インターネットなどを経由して人と人とをつなぐ役割を果たしている。

古市

 訪問看護ステーションはなは、比較的ICTが進んでいると思います。まず、電子カルテを導入しています。ご利用様の情報整理にかける時間を短縮でき、スタッフ同士でデータの共有ができています。
 過去の既往症やアレルギーなどをより簡単に知ることができ、適切な医療を行えます。できれば電子カルテは全国共通のICTソフトが広まれば使いやすいと思います。また、ICTの研修や必要性を看護学校を通して学んでもらえればと思います。

永尾

 便利だからと何もかも活用すればよいわけでなく、必要なものを見極める力が大切だと思います。今、導入されているものも便利だと思う半面、二度手間三度手間の作業が増えて大変だと感じているシステムもあります。
 まだまだ苦手な部分もあり勉強中ではありますが、今後の活用方法については研修などを通して運用状況を把握し、いかに効率化が図れるか、そして、見える化を進めてもらえればと思います。

太田

 社会のペーパーレス化や業務の効率を上げる為にICTの活用は必要です。
 はなだけではなく、訪問看護業界全体でいえば、電子カルテへの移行や計画書・報告書・契約書などもタブレット端末を使用し、サインをいただくなどデータ化できればいいと思います。
 例えば訪問看護ステーションはなではタブレット端末を導入していますので、引き継ぎ業務はタブレットで行っています。ステーションへ戻る必要がないスタッフは、そのままお子さんのお迎えに行くことも可能です。

各ステーションでは、新しく入職したスタッフに対して、
どのようなOJTを行っていますか?

※「OJT」とはOn the Job Trainingの略で、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを  身に付けさせる教育方法のこと。

永尾

 マニュアルに沿って約80項目の内容を指導します。保険内容の理解や注射や点滴ができるか、排尿介助など、訪問看護師としてのスキルの目安として利用します。実際に私も入社する時にOJT指導を受け、訪問看護師として必要なスキルが分かり、先輩方から色々と教えて頂きました。
 大きな病院は分業制となり、業務内容も固まっていますが、訪問看護は多岐にわたるため、OJTがあることで、業務内容の確認作業ができ、初めてでも安心して訪問ができると思います。

太田

 OJTの内容になりますが、まずは日々の記録やスケジュール確認方法などの指導を行います。次に、計画書や報告書、事務手続きなどを行います。また、訪問業務でよくある医療処置などのスキルの確認を行い、経験が無いことや苦手な処置などを確認します。
 その後、同行訪問や勉強会を開き手技を獲得して頂きます。訪問看護と病院では方針が違うため、その説明や接遇応対などのスキルを身につけて頂き、訪問看護師としての技術が広がっていきます。

古市

 殆どの方が訪問看護未経験として入社されるので、訪問看護師として求めるスキルの目安としてOJTが役立っています。当然、看護師としての経験年数や病院での業務内容に個人差がありますので一概には計れないのですが、入社された方の苦手な分野が把握でき、同行訪問する時にはお互いに苦手分野を意識しながら看護を行うことができます。1人で訪問するようになっても、苦手分野が克服されていれば安心して業務が行えると思います。

管理職同士で普段から交流はありますか?
また近隣ステーションとの連携などで、大切にしていることは何ですか?

古市

 やはりコミュニケーションを大切にしています。エリアマネージャーですので、相談を受ける機会が多いです。また、スタッフのシフト管理についてや急遽スタッフの休みが入った場合、保険制度などの相談があります。看護自体の相談は所長がフォローする場合が殆どですので、私まではあまり上がってきません。また、管理業務を効率よく進める確認を共有します。

太田

 金町ステーションはまだご利用者様が少ないため、他のステーションへ教育のフォローとして同行したり、急遽スタッフが出勤できない場合などの代わりにご利用者様のお宅へ伺ったりします。そのためエリアが近いステーションの所長とは連携を取っています。また、訪問業務以外でも相談があれば交流をしています。

永尾

 シフト調整の方法やチェック表の記入方法など事務処理について伺うことが多いように思います。今までは、いちスタッフとしての業務でしたが、所長になり、ステーションの全体管理を行うことで、今まで気が付かなかったこともあり勉強になります。また、相手の方の貴重な時間を割いていただいているので、礼儀も大切にしています。

女性ならではの視点で気づいた点など教えて下さい。

永尾

 16拠点中、女性の管理職は4名います(2021年12月現在)。お子さんが病気などで会社を休む場合、母親がその役目を担うことが多いように思いますが、はなでは男性スタッフもお子さんの看病のためにお休みをする場合があります。
 はなは私がいた病院と比べて男性看護師が多いですが、男女の隔たりがなく育児への理解や体制が素晴らしいと思いました。子育て中でも安心して働ける環境が整っていると感じます。共働き世帯が多い中、お互いに負担が掛からない体制だと思います。

営業活動で意識されていることはありますか?

古市

 顔を覚えてもらうようコミュニケーションを取っています。顔が見えることで安心して訪問依頼できると思います。訪看看護ステーションはなは、スタッフの平均年齢が比較的若いのでフットワークが軽く、それも強みとしています。そして、訪問看護ステーションのパンフレットとは別に、はなでご利用可能な看護内容のチラシを一緒に配布しています。

太田

 営業活動では、はなの強みを伝える事やケアマネージャーが現時点で困っている案件や疑問をお伺いし、解決できる方向へ進めます。困難な事例も対応可能なことを伝え、印象に残るように心がけています。

永尾

 開所したばかりで、なかなか営業の時間が確保できていませんが、これから顔を覚えて頂けるように頑張りたいと思います。

それぞれのステーションの今後の目標や展望を教えて下さい。

古市

 現在、訪問看護ステーションはな 金町は男性スタッフのみとなっております。訪問看護は一対一で対面をするため、看護師のマッチングが難しい場合もあります。ご利用者様の中には「同性からのケアを受けたい」というご希望もあります。今後の課題として女性スタッフを増やし、訪問件数を伸ばしていければと考えています。また、訪問看護ステーションはな 亀戸は現在、墨田区方面の訪問が多くなっているので、今後は江東区方面への充実を図っていきます。

永尾

 ご利用者様に安心して看護を受けて頂けるよう、スタッフの確保が大前提だと思います。それから江東区に根付いた訪問看護ステーションとして、ご利用者様に寄り添った看護を行っていきたいと思います。

太田

 訪問看護ステーションはな 金町が開所してからまだ4ヶ月(令和3年8月1日開所)です。まだまだ地域に根付いたステーションにはなれていないと感じていますので、ケアマネージャーや病院、訪問医に覚えてもらい、地域に根付いた訪問看護ステーションにしたいと思います。そのためには一緒に働いて頂けるスタッフが必要です。

上司や同僚のここがスゴイ!と思うところは?

太田

 以前、勤めていたステーションでは古市さんが所長で、自分はスタッフとして一緒でした。看護師が7名~8名、リハビリスタッフも同じぐらいの人数で、その時のステーション全体の訪問件数が1ヶ月で約1700件、多い時では1800件を超えていました。
 古市さんはその数を管理しており、件数が増えればそれに付随した業務も増えますが、残業もせずに業務を行っていました。自分が同じ所長としての立場となり、改めて凄いなと思いました。

古市

 ありがとうございます。コツは一人で抱え込まないことです! 管理職になると、中にはすべてを1人で抱え込もうとする方がいますが、ストレスを抱えてしまい自分にも周りにも良い影響は与えないと考えています。みんなで協力すれば色々な考えも生まれますし、よい結果を生み出すためには、大切なことだと思います。意見があればお互いに出し合い、なるべく風通しをよくしていました。

永尾

 管理者として避けて通れないシフト調整という業務があります。各ステーションの所長はチームとして結果を出せる勤務体制を維持、管理する管理能力があります。動線や希望を取り入れて訪問しやすくするのは、今の私の課題となっています。また、ご利用者様との信頼関係の構築や根気と気配りができる力、コミュニケーション能力も素晴らしいので、他のステーションの所長を見習っていきたいと思います。

checkコロナ渦における訪問看護の課題。

 在宅医療における訪問看護の必要性は高まっていますが、小規模で経営基盤の脆弱な事業所が多く、サービスの持続的な提供に課題があります。
 そのような中で、コロナ禍は感染防止の観点から利用者の利用自粛や、訪問看護ステーション側のサービス制限が行われており、さらに経営を圧迫しています。多くの訪問看護ステーションでは従業員が少なく、小規模で教育・サポート体制が整備されていない状況であったところに、コロナ禍で訪問が減少し売り上げも減少するといった問題が生じています。
 また、実際の訪問においては、看護師の危険が伴いますが、十分なフォローがなされていません。コロナ禍であっても訪問看護サービスが安定的に供給されるためには、短期的な対策の整備が急務です。中長期的な対応を検討することも必要です。

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コロナ禍による訪問件数の減少などが社会的な問題となっていますが、
今後も第6波や新たな感染症、もしくはアフターコロナを見据えた
取り組みとして、どういったことが必要になってくると考えていますか?

永尾

 基本的な手洗い、マスク、消毒などの感染予防! 免疫力を高めるために栄養・睡眠を十分に取る! 基本が一番大切だと思います。また、入院病床のある病院ではコロナの患者様を受け入れる体制を整えるため、限りあるベッド数を確保しなければならず、そのために必要な治療を効果的に行い、早期の退院を目指すことが求められているように思います。いざ退院してもリハビリや看護医療を必要とされるご利用様もいらっしゃいますので、訪問看護のニーズは増えていくと思います。

太田

 現在、新型株が騒がれています。まずは最低限のスタンダードプリコーション※を徹底し、それに加え発熱などがあるご利用者様に対しては、必要に応じて防護服を使用し、介入していくことも考えなければならないと思います。しかし、防護服を着用して訪問する場合は、ご利用者様へ事前にお伝えすることが必要だと思います。
 色々な見解があるかと思いますが、現状の訪問看護ステーションはなでは、幸いコロナ渦でも大きく訪問件数が減ることはありませんでした。既に永尾さんが述べているように、コロナ禍で病院では病床の確保が必要になるので、訪問看護で対応できる患者様の退院への移行が増えているように感じています。
※スタンダード・プリコーションとは、医療・ケアを提供するすべての場所で 適用される感染予防策で、標準予防策とも呼ばれる。

古市

 スタッフへは体調管理や不要不急の外出を避けてもらうようお願いしています。基本的な感染対策として手洗い、うがい、手指消毒の徹底を継続していく必要があります。また、入院中は家族でも面会が思うように行えず、お互いに寂しい思いをしている方もいらっしゃいます。
 ご自宅で看取りたいというご要望があり、在宅看護を求めるご利用者様やご家族が増えていくように思います。しかし、訪問看護医療を知らない方も大勢いますので、大切なご家族との時間を尊重するためにも多くの方に認知され、ご利用頂ければと思います。

今後訪問看護ステーションはなへ入職を希望する方に向けて メッセージをお願いします。

古市

 退院後の患者様を想像したことはありますか? まだ歩くには厳しい方、心のケアが必要な方、後遺症を抱えている方なども退院していきます。病院で働いていると歯車のひとつとなってしまいますが、看護師としての本来の仕事が訪問看護にはあります。病院の看護とご自分の理想とする看護に違和感がありましたら、いつでもご相談ください。
 管理者として気をつけていることは、壁をつくらないこと。はなは職場の雰囲気がよく、コミュニケーションがとりやすい、とても風通しの良い会社です。
 企業理念にもあるように、一人ひとりのご利用者様に寄り添い、その方に合った看護提供ができる場所であり、訪問看護が初めての方でも、安心して働ける環境作りを行っています。
 こういった環境で一緒に働いて頂ける方を募集しております。ご応募お待ちしております。

太田

 在宅でのご利用者様は、病院で見る顔とは全く違う表情をしていて、一緒に泣いたり笑ったりしながらのケアは、他では体験できない経験です。
 訪問看護ステーションはなでは、365日24時間、ご利用者様・ご家族様・関係各所の方々が安心できるよう日々努めています。在宅看護では終末期の方も多く、私は最期の時をその人らしく過ごせるようケアや援助を心がけています。
 人にもよりますが、自宅という安心できる環境はご利用者様にとって一番の居場所だと思っています。そんな環境で治療や療養、最期を迎えるために、在宅看護は必要不可欠でやりがいのある仕事です。
 最初は同行致しますので、安心してご応募ください。訪問看護に興味はあるけど迷われていたり不安な方は、ご相談だけでもお待ちしております。

永尾

 私が入社したときは古市さんが所長でした。役職名でお呼びするのが当然だと思い、「古市所長」とお呼びしたところ、怪訝な顔をされたので、それ以降はお名前で呼ぶ関係性です。もちろんエリアマネージャーとして尊敬していますが、役職としての壁がなく分からないことも、とても聞きやすい環境です。また、最初は一緒に訪問しますので、安心してください。
 病院とは確かに違いますが、看護の基本が在宅にはあると思います。みんなが働きやすい職場作りを目指していますので、意見を出し合い自分たちで作り上げていく充実感があります。まずは体験からお待ちしています!